IWCシャフハウゼンが短編映画 「BORN OF A DREAM」の公開を祝う
シャフハウゼン、2020年7月9日 – IWCシャフハウゼンは、「Born of a Dream」(夢の誕生)と題した短編映画プロジェクトを初公開します。この短編映画は、IWCのブランドアンバサダーであり、史上最も成功を収めたプロフェッショナルアスリートの1人であるトム・ブレイディが、子供時代の夢を追い求めて優れたクォーターバックになるまでの物語を、150年以上前にスイスに渡ってIWCを創立した米国人時計技師のフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズの物語と並行させて描いています。情熱と決意を持って闘い、多くの困難にも屈することなく諦めなかった二人の男の感動的な物語は、創立以来IWCというブランドの中心にあり続ける基本的な価値観を表しているのです。
「Born of a Dream」で、デンマーク人監督のルーネ・ミルトンは、ブレイディの人生と初期のキャリアにおけるいくつかの最も重要な出来事を素晴らしい魅惑的な映像で見せています。映画は、故郷のカリフォルニア州サン・マテオで大きな夢を抱いた少年ブレイディの幼少期を描き、さらに彼がミシガン大学のカレッジ・フットボールで、ナショナル・フットボール・リーグの頂点に上り詰めるまでを追います。
ブレイディのNFLへの道のりは、彼の努力と子供時代からの夢の追求によって成立しています。彼は、2000年のNFLドラフトでニューイングランド・ペイトリオッツに199位で指名されて入団すると、NFL史上、ほかのどのクォーターバックよりも多い6度のスーパーボウル優勝と17度の地区優勝へとチームを導きました。ニューイングランド・ペイトリオッツに20年間在籍しましたが、今シーズンはタンパベイ・バッカニアーズで次の挑戦に取り組もうとしています。ブレイディは、現代のアイコンとも称される世界的なアスリートである一方で、高級時計の愛好家でもあります。彼のコレクションには、ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダーをはじめとするいくつかのIWCウォッチが含まれており、2019年からグローバルIWCブランドアンバサダーを務めています。
ブレイディの夢の追求に対する情熱と献身は、IWCが掲げるブランドの基本的価値観とも共鳴します。IWCシャフハウゼンの物語は、1868年にフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズによって始まりました。当時27歳だったボストン出身の時計技師は、母国における最先端の製造方法をスイスの時計技師の持つ職人技に組み合わせることを夢に描きました。NFLを目指していた頃のブレイディと同じく、ジョーンズもまた、夢の実現に向けた努力の中で直面した困難の数々に怯むことなく、決して諦めませんでした。彼の大胆なビジョンと独創的なエンジニアリングによる時計製造の手法は、IWCの製造センターに今なお生き続け、シャフハウゼンから生み出されるひとつひとつの時計の中に活かされています。
「初めにこのプロジェクトの話を聞いたとき、私はそのアイデ アをすぐに気に入りました」と、ブレイディは語ります。「それは、 これまで自分が経験したことのないような独創的な試みであ り、多くのさまざまな感情と記憶を呼び起こしました。映画制 作はとても素晴らしいものでした。IWCのブランドの歴史が、 自分の中で核となっている信念とリンクしていることを感じま した。F.A. ジョーンズは、ほかの人たちの支援を受けて夢に挑 みましたが、常に心の中で、何があろうと夢を実現させるとい う揺るがぬ信念を持ち続けていたのです。それは私も同じで、 自分自身を信じるということをずっと大切にしてきました。」
「トム・ブレイディは、常に自分を信じ、あらゆる困難に打ち勝ち、最後に自分の 夢を実現しました。彼の物語は、アスリートや起業家にとって 模範となるだけではなく、努力次第で夢を現実にする力を私 たち誰もが持っていることを思い起こさせてくれます。IWCシャ フハウゼンも、150年以上前にF.A. ジョーンズによって創立さ れて以来、これと同じ力強いメッセージをその理念の中心に据 えてきました。私たちは、この短編映画プロジェクトがそれを 観る人々を楽しませ、心に希望を与えることを願っています。」
映画制作
「Born of a Dream」により、IWCは、マーケティングの新境地を開き、伝統的な企業映画をまったく新たなレベルに引き上げました。プロジェクトの制作チームは努力を惜しまず、米国のボストンとソルトレイクシティで数日間のロケ撮影* を行いました。
「Born of a Dream」は、IWC.comでご覧いただけます。
* 注:すべてのロケ撮影は、現在の旅行規制が導入される前に完了しました。
1868年、米国の時計技師であり、起業家でもあったフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズはボストンからスイスへ渡り、シャフハウゼンに「インターナショナル・ウォッチ・カンパニー」を設立しました。彼が描いた夢は、先進的なアメリカの製造方法とスイスの時計技師たちが持つ優れた職人技を組み合わせ、その時代の最高の懐中時計を作ることでした。そして彼はIWCの独創的なエンジニアリング手法の基礎を築き上げ、スイスの地で機械式時計の集中生産を確立しました。
IWCシャフハウゼンは150年にわたる歴史の中で、正確かつ頑丈で、顧客にとって使いやすいクロノグラフやカレンダーなどの機能を組み合わせた時計を生み出すことで高い名声を得てきました。またIWCは、チタンやセラミックなどの素材の先駆者であり、チタンアルミやセラタニウム® などの先進的な素材を用いたテクニカルウォッチケースの製造もおこなっています。華美な装飾よりも「形態は機能に従う」という原則を優先するスイス時計メーカーとして、時代を超越した製品への思いは、まさに人生を旅するオーナーたちの夢と志を体現しています。
IWCは、責任を持って素材を調達し、環境への影響を最小限に抑える措置を講じながら、何世代にもわたり受け継がれる持続可能な時計を生み出しています。また、すべての従業員に快適な職場環境を提供し、誇りをもって未来を担う時計職人とエンジニアたちへのトレーニングを実施しています。さらに、IWCは子供たちと青少年への支援に向けて世界的に活動している組織とも提携しています。