シャフハウゼン、2023年11月13日。ラスベガス・グランプリ™に先立ち、IWCシャフハウゼンは、モータースポーツパートナーであるメルセデスAMGとメルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン™・チームに捧げる2つのパフォーマンス・クロノグラフを発表いたします。チタンまたはセラタニウム®でできたパイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41は、 IWCのクロノグラフに関する専門知識と先進的な素材とを組み合わせています。特徴的な機能は、タキメーター目盛の刻まれたセラミック製ベゼルで、これを用いると走行した距離に基づいて平均速度を計測することができます。光沢仕上げのブラックの文字盤、凹状の積算計、スーパールミノバ（Super-LumiNova®）を塗布したアプライドのインデックスと数字により、洗練されたデザインが完成しています。どのモデルも、IWC自社製ムーブメント、キャリバー69385を搭載し、10気圧防水です。

IWCシャフハウゼンは、計器時計の製造に関して徹底的な伝統を有しています。ですから、この時計メーカーの遺伝子には、優れた精度、堅牢性、信頼性、耐久性といった性能基準が深く根づいています。IWCの製品を通じて表現されている、こうしたパフォーマンスの理念は、IWCにとって最長となる2つのパートナーシップにも反映されています。このスイスの高級時計メーカーがメルセデス・ベンツのパフォーマンスカーを担当する子会社、メルセデスAMGのパートナーとなったのは、2004年のことでした。当然の成りゆきとして、2013年、IWCはメルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン™・チームの「公式エンジニアリング・パートナー」になりました。このたび、このスイスの高級時計メーカーは、モータースポーツパートナーに捧げる2つのパフォーマンス・クロノグラフを発表することになりました。

パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41・ AMG（Ref. IW388305/04）のケース、リューズ、プッシュボタンは、堅牢で軽量なチタンで製造されています。1980年、IWCはチタン製のケースとブレスレットを採用した初の腕時計を発売し、時計業界においてこの機械加工の難しい金属の先駆者となりました。IWCはフランスの航空宇宙企業、アエロスパシアル社の密接な協力を得て、チタンの機械加工の特殊なノウハウを習得しました。あらゆる金属で最高の比強度を誇るチタンは、自動車産業でも、高性能エンジンのパーツを製造するために頻繁に用いられています。パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41のケースに使用されているグレード5のチタン合金は、スティールよりも約45%軽量で、非常に剛性に優れています。ケースはブラッシュ仕上げで、ラグのディテールはポリッシュ仕上げとなっています。片方のバージョン（Ref. IW388305）は丈夫な防水仕様のブラックのラバーストラップが組み合わされ、他方のバージョン（Ref. IW388304）はフォールディングバックルを一体化したH形リンクのチタン製ブレスレットが組み合わされます。
 

昨年、I W Cはパイロット・ウォッチ・クロノグラフ  41 「メルセデス A M G・ペトロナス・フォーミュラワン™・チーム」を導入しました。この公式チームウォッチは、デザイナー、エアロダイナミシスト、レースエンジニア、ストラテジスト、メカニックを含め、チームのメンバーが着 用しています。このたび、IWCはこのパートナーに捧げる高性能クロノグラフも発表することになりました。パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41・メルセデスAMG・ペトロナス・フォーミュラワン™・チーム（Ref. IW388306/07）のケースはセラタニウム®製です。IWCが開発したこの素材は、チタンのような明るさおよび構造的完全性と、セラミックのような硬さおよび傷つきにくさを兼ね備えています。この軽量金属のベースとなるのは、IWCの仕様に基づいて鍛造された特殊チタン合金です。ケースは、コンピューター制御の切削・研削センターを用いて、棒状の素材から機械加工されます。その後、手作業で入念に仕上げてから、加熱炉で高温熱処理されます。この熱処理の間に相変態が生じ、金属表面はセラミックに似た特性を帯びるようになり、印象的なマットブラックの仕上げが得られます。片方のバージョン（Ref. IW388306）は、セラタニウム® 製ピンバックルが付いたブラックのラバーストラップが組み合わされます。他方のバージョン（Ref. IW388307）は、フォールディングバックルを組み込んだセラタニウム®製ブレスレットが組み合わされます。

スピード感覚を高めるタキメーター目盛

パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41の目立つ機能的な特徴となっているのは、タキメーター目盛の刻まれたセラミック製ベゼルです。これにより、走行した距離との関係で平均速度を計測することができます。クロノグラフのスタートボタンを押すと、計測が開始します。 1  k m走破したら、クロノグラフを停止します。このときクロノグラフ秒針が指している、回転するタキメーター目盛の数字が、平均速度（km/h）です。

クラフトマンシップと仕上げの傑作

ポリッシュ仕上げのブラックのセラミック製ベゼルとマッチするよう、全モデルとも文字盤はブラックで、光沢仕上げのブラックの針が備わります。凹状の積算計と、スーパールミノバ（Super-LumiNova®）を塗布したブラックニッケルのアプライドのインデックスと数字を採用することで、奥行きが増し、夜間でも優れた視認性が得られます。この複雑な文字盤の製造は、クラフトマンシップと仕上げの偉業を示すものです。ポリッシュ仕上げのブラックラッカー仕上げは、入念で高度に管理された完璧な製造工程による賜物です。3つの積算計は個別に仕上げられ、プリント加工を施してから、ラッカー仕上げの済んだベースプレートに取り付け、最終的な文字盤となります。約20のアプライドパーツは、個別に手作業でポリッシュ仕上げを施してから文字盤に取り付け、夜光塗料を塗布します。

高性能なクロノグラフの駆動部

パイロット・ウォッチ・パフォーマンス・クロノグラフ 41 は、全バージョンとも、IWC自社製ムーブメント、キャリバー69385を搭載しています。242個のパーツで構成されるこの機械式クロノグラフムーブメントは、頑丈さ、信頼性、精度を妥協なく重視して設計されています。双方向爪巻き上げ機構により、46時間のパワーリザーブが主ゼンマイに蓄えられます。コラムホイール制御機構の採用により、クロノグラフが切り替わる一連の動作の各段階が明確に定義されます。ボタンを押すときも、はっきりと手ごたえが得られます。サブダイアルは、IWCの特徴である垂直方向の配置となっています。分積算計は12時位置に配置され、視認性が向上しています。ムーブメントの組立ては、IWCマヌファクトゥールツェントルムの専用ラインで実施されます。最高の品質を実現するためには、工程を多くの小さな段階に分割することが重要です。組立てと調整が終わると、すべてのムーブメント機能は、IWCが開発したFIM（ムーブメント最終検査）セルにおいて、12日間にわたって自動的に検査されます。
 

どのモデルもMy IWCサービスプログラムの対象で、標準の2年間の国際限定保証に加え、さらに6年延長サービスが付与されます。

メルセデス AMGについて

メルセデスAMGは、ドイツのアッファルターバッハに本拠を置くメルセデス・ベンツ・カーズのハイパフォーマンスカーおよびスポーツカーブランドです。1967年、モータースポーツの魅力に取りつかれたハンス・ヴェルナー・アウフレヒトとエアハルト・メルヒャーによって設立されました。2005年以降、ダイムラーAGの完全子会社となったメルセデスAMG GmbHは、ハイパフォーマンスコンパクトカーからAMG GTファミリーなどの真のスポーツカーまでの幅広いモデルにより、同社のスポーティな最先端を形成しています。大量生産とは対照的に、メルセデスAMGのエンジンは、「1人が1つのエンジン」という原則に従って、アッファルターバッハで組み立てられています。サーキット生まれのAMGは、今日にいたるまで、あらゆる細部まで「ドライビング・パフォーマンス」に取り組んでおり、これはすべての車で識別可能な革新的な卓越性によって表現されています。「AMG」という3文字は、究極の自動車性能、エクスクルーシブ性、エモーション、効率、そして高度にダイナミックなドライビングの喜びを表わしており、またエクスクルーシブな出会いにとっての接点や、世界中の顧客の協力をも意味しています。ベンチマークを打ち立て続けている AMGは、メルセデス・ベンツのサブブランドとして、ハイパ フォーマンスラグジュアリーブランドの製品ポートフォリオを強化したいと考えています。現在、AMGは会社の変革を  後押ししており、電動化パワートレインによって「ドライビ ング・パフォーマンスの未来」を形づくろうとしています。

メルセデス AMG・ペトロナス・フォーミュラワン

メルセデスAMGは、ドイツのアッファルターバッハに本拠を置くメルセデス・ベンツ・カーズのハイパフォーマンスカーおよびスポーツカーブランドです。1967年、モータースポーツの魅力に取りつかれたハンス・ヴェルナー・アウフレヒトとエアハルト・メルヒャーによって設立されました。2005年以降、ダイムラーAGの完全子会社となったメルセデスAMG GmbHは、ハイパフォーマンスコンパクトカーからAMG GTファミリーなどの真のスポーツカーまでの幅広いモデルにより、同社のスポーティな最先端を形成しています。大量生産とは対照的に、メルセデスAMGのエンジンは、「1人が1つのエンジン」という原則に従って、アッファルターバッハで組み立てられています。サーキット生まれのAMGは、今日にいたるまで、あらゆる細部まで「ドライビング・パフォーマンス」に取り組んでおり、これはすべての車で識別可能な革新的な卓越性によって表現されています。「AMG」という3文字は、究極の自動車性能、エクスクルーシブ性、エモーション、効率、そして高度にダイナミックなドライビングの喜びを表わしており、またエクスクルーシブな出会いにとっての接点や、世界中の顧客の協力をも意味しています。ベンチマークを打ち立て続けている