Schaffhausen,
2018年
1月
15日
|
00:00
Europe/Amsterdam

IWC「ポルトギーゼ」に新しい複雑機構や 自社製ムーブメント搭載モデルが登場

シャフハウゼン、2018 年1 月15 日 ― スイスのジュネーブで開催中の国際高級時計見本市(SIHH)で、IWCシャフハウゼンは、その創立150 周年を記念するジュビリーコレクションとして5 つの「ポルトギーゼ」限定モデルを発表しました。コレクションの中でも技術的な頂点をなす「ポルトギーゼ・コンスタントフォース・トゥールビヨン“150 イヤーズ”」では、コンスタントフォース・トゥールビヨンとシングル・ムーンフェイズ表示の組み合わせが初めて実現しました。また、「ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー・トゥールビヨン“150 イヤーズ” 」では、永久カレンダーとトゥールビヨンが初めて一つの文字盤上に統合されています。さらに、「ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー」がジュビリーコレクションの特別デザインで登場するのに加え、「ポルトギーゼ・クロノグラフ」では新しい自社製キャリバーもデビューを果たします。コレクションには「ポルトギーゼ・ハンドワインド」も含まれ、手巻き時計の愛好家にも魅力的なラインナップとなりました。

IWC のオート・オルロジュリー( 高級複雑時計製造) における技術力は、創立150 周年を記念して発表された「ポルトギーゼ」5 つの新作でも遺憾なく発揮されています。いずれのモデルにも、手の込んだラッカー仕上げが施されたホワイトまたはブルーの文字盤を特徴とする、ジュビリーコレクションの特別デザインが採用されています。

 

中でも技術的な頂点をなすのが「ポルトギーゼ・コンスタントフォース・トゥールビヨン“150 イヤーズ”」(Ref. 5902)です。各バージョン、15 本の限定生産となります。

– プラチナ製、ラッカー仕上げを施したホワイトの文字盤、ブルースティール製の 針(Ref. IW590202)
– プラチナ製、ラッカー仕上げを施したブルーの文字盤、ロジウムメッキの針 (Ref. IW590203)

96 時間のパワーリザーブを備えた新しいIWC自社製手巻きムーブメント、キャリバー94805 では、コンスタントフォース・トゥールビヨンと、シングル・ムーンフェイズ表示の組み合わせが初めて実現しました。ムーンフェイズ表示は、577.5 年間にわずか1日分の誤差という高い精度を備えます。また、特許取得のコンスタントフォース機構が、ガンギ車に伝わる力を完璧なまでに一定に保ちます。重力が振動体に与える影響を打ち消すトゥールビヨンと組み合わせることにより、超高精度を実現します。

 

ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー・トゥールビヨン“150 イヤーズ”」 (Ref. IW504501)では、永久カレンダーとトゥールビヨンが初めて一つの文字盤 上に統合されました。50 本の限定モデルです。

– 18K レッドゴールド製、ラッカー仕上げを施したホワイトの文字盤、ブルース ティール製の針(Ref. IW504501)

この組み合わせを可能にしたのは、新開発のIWC 自社製キャリバー51950 で、 これは、ベースとなったキャリバー51900 に永久カレンダーを追加したものです。 カレンダー先送りリングを開き、ムーンフェイズを「6 時」位置にある月表示の中 に取り込むことで、82 個のパーツからなる、重さわずか0.635g のトゥールビヨン を「12 時」位置に配置することが可能になりました。ソリッド・ゴールド製のロー ターを備えた自動巻き機構が、7 日間というパワーリザーブを蓄えます。

 

ポルトギーゼ・パーペチュアル・カレンダー“150 イヤーズ”」(Ref. IW503405) では、「ポルトギーゼ」の定番モデルがジュビリーコレクションの特別デザインで 登場します。250 本の限定モデルです。

– 18K レッドゴールド製、ラッカー仕上げを施したホワイトの文字盤、ブルース ティール製の針(Ref. IW503405)

IWC 自社製キャリバー52615 に搭載されたペラトン自動巻き機構が、ソリッド・ ゴールド製のローターと2 つの香箱を使って7 日間のパワーリザーブを蓄えます。 閏年も含め、各月の日数の違いを自動的に認識する永久カレンダーは、2100 年ま で一切の調整を必要としません。北半球と南半球で観測できる月の姿が鏡像のように映し出されるダブルムーンフェイズ表示は、実際の月の満ち欠けとの間に生じ る差が577.5 年間にわずか1日分という驚異の精度を誇ります。

 

「ポルトギーゼ・クロノグラフ“150 イヤーズ”」(Ref. 3716)では、IWC のアイコンともいえるこのクロノグラフに、初めてキャリバー69000 シリーズのムーブメントを搭載しました。18K レッドゴールド製は250 本、ステンレススティール製は2つのバリエーションで各2,000 本のそれぞれ限定生産となります。

– ステンレススティール製、ラッカー仕上げを施したブルーの文字盤、ロジウム メッキの針(Ref. IW371601)
– ステンレススティール製、ラッカー仕上げを施したホワイトの文字盤、ブルース ティール製の針(Ref. IW371602)​
– 18K レッドゴールド製、ラッカー仕上げを施したホワイトの文字盤、ブルースティール製の針(Ref. IW371603)

194 個のパーツから構成されたIWC自社製キャリバー69355 は、定評あるコラム ホイール式のクロノグラフ・ムーブメントです。強靭さを誇り、爪レバー式の双方向 自動巻き機構で46 時間のパワーリザーブを蓄積します。サファイアガラスの裏蓋 から、美しい装飾が施されたムーブメントがその姿をのぞかせます。

 

ポルトギーゼ・ハンドワインド・エイトデイズ“150 イヤーズ”」(Ref. 5102)で は、純粋な「ポルトギーゼ」スタイルの手巻きモデルにジュビリーコレクションの デザインを取り入れました。レッドゴールド製250 本、ステンレススティール製 1,000 本の限定生産となります。

– 18K レッドゴールド製、ラッカー仕上げを施したホワイトの文字盤、ブルース ティール製の針(Ref. IW510211)
– ステンレススティール製、ラッカー仕上げを施したホワイトの文字盤、ブルース ティール製の針(Ref. IW510212)

搭載されたIWC 自社製手巻きムーブメント、キャリバー59215 は、8 日間のパ ワーリザーブを備えます。ムーブメントの裏側に配置されたパワーリザーブ表示 は、シースルー裏蓋を通して見える構造となっています。

IWCシャフハウゼン

スイスの時計メーカー、IWC シャフハウゼンは1868 年の創業以来、永遠の価値をもつ時計を製造し続けています。技術革新と創意工夫に情熱を傾け、世界的な名声を確立するに至りました。そして、世界をリードする高級時計ブランドとして、究極の精度と独創的なデザインを融合させ、高級時計製造のマニュファクチュールならではの傑作を世に送り出しています。IWC は環境と社会に対する責任を果たす企業として、持続可能な製造の実践、子供たちや若者を対象とする活動に取り組む世界各国の組織の支援、そして環境保護を専門とする団体との提携を行なっています。