シャフハウゼン,
2023年
6月
1日
|
09:00
Europe/Amsterdam

伝説のマークシリーズの75周年: IWCシャフハウゼンが 新しい文字盤のマーク XXを発表

シャフハウゼン、2023年6月1日。IWCシャフハウゼンは、マークシリーズ75周年を記念し、パイロット・ウォッチ・マーク XXの新しい2つのバージョンを発表いたします。英国空軍のために開発された伝説のマーク 11を想起させるマーク XXは、 このシリーズの最新のモデルです。この新しい2つのステンレススティール製バージョンは、文字盤がシルバーメッキで、 既存のブルー、グリーン、ブラックなどのカラーラインナップの文字盤を補完するものとなります。

70年以上前、英国空軍のためにマーク 11を設計したとき、IWCシャフハウゼンは前例のないサクセスストーリーのスタート地点に立ちました。このパイロットとナビゲーターのための計器時計は、伝説のマークシリーズの出発点となっただけでなく、同時に現代の多くのパイロット・ウォッチの機能的な計器デザインと技術的特徴のベンチマークを確立しました。2022年、このシリーズの最新作として、IWCはパイロット・ウォッチ・マーク XXを導入しました。ブルー、グリーン、ブラックの文字盤のモデルを発表してきたIWCは、このたび2つのシルバーメッキバージョンの文字盤によってラインナップを補完することになりました。片方はブラックのカーフスキン・スト ラップ(Ref. IW328207)が組み合わされ、もう片方はハイグレードの5リンク・ステンレススティール製ブレスレット (Ref. IW328208)が組み合わされます。
 

パイロット・ウォッチ・マーク XXの40 mmステンレスス ティールケースは徹底的に設計し直され、サイドのシルエッ トに見直しが加えられると同時に、ラグの形も改善されました。ラグをいっそうスリムにしてカーブを強めたことで、手首へのフィット感が向上しています。コントラストの効いた文字盤の数字とインデックスの形も、わずかな細部にいたるまで洗練の度を高めました。文字盤の夜光塗料とブラックの針により、あらゆる照明条件下で完璧な視認性が得られます。パイロット・ウォッチ・マーク XXにはIWC自社製ムーブメント、キャリバー32111が搭載されます。この自動巻きムーブメントは、シリコン製の脱進機と双方向爪巻き上げ機構を採用しており、5日間のパワーリザーブを蓄えます。風防は、コックピット内の気圧が急激に低下してもずれないよう、特別な方法で固定されています。
 

もうひとつの実用的な特徴は、一体型のEasX-CHANGE®システムで、これにより工具を使わずにすばやく簡単にストラップやブレスレットを交換することができます。アクセサリーとして、多様なストラップとブレスレットが用意されており、好みに応じて時計をカスタマイズすることができます。カーフスキン・ストラップやステンレススティール製ブレスレットに加え、耐久性に優れた斬新で鮮やかなカラーの柔らかい防水性ラバーストラップも選べます。こうした多様性と10気圧防水ケースの組み合わせにより、パイロット・ウォッチ・マーク XXは典型的なスポーツウォッチとなっています。

 

75年前に始まったサクセスストーリー

初期の頃の航空機では、パイロットは天文航法を用いて空中での位置を特定していました。太陽や月などの天体の位置を用いて緯度と経度を特定するこの手順では、六分儀とクロノメーター(経過時間を計測する非常に精密な時計)が必要となります。しかし、当時の既存のナビゲーション・ ウォッチは多くの問題を抱えていました。とくに障害と なったのは、進入時に使用されるレーダースクリーンでし た。これは強力な磁場を生成し、時計の精度に悪影響を及ぼす可能性があったからです。こうした問題に対処するため、英国空軍はまったく新しいナビゲーション・ウォッチの開発を要請しました。

 

現代のパイロット・ウォッチのベンチマークを確立

英国空軍の要請を受け、IWCシャフハウゼンはマーク 11を開発しました。正式な呼称は「ナビゲーター・ウォッチ Mk. 11 – Stores Ref. 6B/346」で、1948年に納入されました。 このムーブメント、キャリバー89は、磁場から保護するために軟鉄製インナーケースに収められていました。もうひとつの重要な要件は、完璧な視認性でした。そこで、マーク 11では夜光塗料を塗布したコントラストの効いた文字盤を採用し、視認性が低下する時間帯でも時刻を読み取りやすいようにしました。この視認性に優れたコックピット計器スタイルの機能的なデザインは、IWCのパイロット・ウォッチの特徴であり続けています。その後、数十年間、マーク 11はたえずアップグレードされ、洗練さを加えてきました。干渉を起こさないラジオビーコンの採用によって天文航法が時代遅れになってからも、1980年代まで、イギリス連邦諸国のパイロットにとってマーク 11は重要な「バックアップ機器」 であり続けました。
 

新バージョンのパイロット・ウォッチ・マーク XXは、 I WCブティック、正規代理店、カスタマーセンター (0120-05-1868)、IWC.comのオンラインショップで販売されています。いずれもMy IWCサービスプログラムの対象で、標準の2年間の国際限定保証に加え、更に6年延長 サービスをご利用いただけます。

IWCシャフハウゼン

IWCシャフハウゼンは、スイス北東部のシャフハウゼンに拠点を置く、スイスの大手高級時計メーカーです。ポルトギーゼやパイロット・ウォッチなどのコレクションを擁するこのブランドは、エレガントな時計からスポーツ時計まで、あらゆる種類の時計を扱っています。1868年、米国の時計技師でエンジニアでもあったフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズが設立したIWCは、人間ならではの職人技と創造性、その最良の部分と最先端の技術および工程とを組み合わせた、時計製造に対する独自のエンジニアリングで知られています。

150年以上にわたる歴史の中で、IWCは精巧かつ丈夫で使い勝手のよいプロ仕様の計器時計や、複雑機構(とりわけクロノグラフとカレンダー機能)を組み込んだ時計をつくり、 高い名声を得てきました。チタンやセラミックの採用の先駆者であるIWCは、現在、カラーセラミック、セラタニウム®、 チタンアルミナイドなどの先進的な素材を用いた、高度な エンジニアリングと専門知識を駆使したケースも製造も行っています。

持続可能な高級時計の第一人者であるIWCは、責任をもって素材を調達し、環境への影響を最小限に抑えるための努力を惜しみません。透明性、循環、責任という3つの柱に 沿って、このブランドは何世代にもわたって長持ちする時計を つくり、責任をもって製品を製造、流通、修理するためのあらゆる要素を継続的に改善しています。さらに、IWCは子供たちと青少年への支援に向けて世界的に活動している組織とも提携しています。