Schaffhausen,
2022年
3月
30日
|
08:29
Europe/Amsterdam

IWCのパイロット・ウォッチ「トップガン」ライン に加わった、「IWCレイク・タホ」ホワイトと「IWC ウッドランド」グリーンのセラミック製クロノグラフ

シャフハウゼン、2022年3月30日 – ジュネーブで開催される展示会「ウォッチズ&ワンダーズ」において、IWCシャフハウ ゼンはパイロット・ウォッチ・ファミリーに加わる美しいカラーのセラミックでできた2つの新しいトップガン・クロノグラフを 発表します。「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン“レイク・タホ”」は、ホワイトのセラミック製ケースとブラック の文字盤を備えています。「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン“ウッドランド”」は、セラミック製 ケースと文字盤がダークグリーンで、プッシュボタン、リューズ、裏蓋がマットブラックのセラタニウム®でできています。 どちらのタイムピースにも、IWC自社製ムーブメント、キャリバー69380が搭載されます。この2つのニューモデルは、 どちらも年間1000本が限定生産されます。

2007年、IWCのパイロット・ウォッチ・ファミリーに「トップ ガン」ラインが誕生したとき、そのクロノグラフの特徴と なったのは、ブラックの酸化ジルコニア・セラミック製のケー スとチタン製の裏蓋でした。それ以来、先進素材がトップ ガンの目印となり、トップガンのタイムピースは独特な技 術的ルックスを帯びるようになりました。2019年、IWCは サンドカラーのセラミックをまとった初のトップガン・モデ ル、「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン“モ ハーヴェ・デザート”」を導入しました。そして今、ホワイト とグリーンのセラミックによる2つの新しいクロノグラフが 加わり、このIWCのコレクションが充実することになりま した。

Christoph Grainger-Herr, CEO of IWC Schaffhausen

「この2つの新しいクロノグラフは、長年にわたるIWCの  自社製クロノグラフと先端素材の分野での豊富な経験を 強調しています。それと同時に、ケースに採用されたホワ イトとグリーンのセラミックは、主として性能を重視したコ レクションから、独特な生き方の表現と大胆なスタイルの 表明へという、トップガンの最新の進化をも物語っていま す。」と、IWCシャフハウゼンCEOのクリストフ・グラン ジェ・ヘアは語ります。

Christoph Grainger-Herr, CEO of IWC Schaffhausen
Christian Knoop, Chief Design Officer of IWC Schaffhausen

「新しいクロノグラフは、パイロットが崇拝する制服と魅力 的な風景のカラーから着想を得ています。前例のないエン ジニアリング・プロセスを経て、私たちは2つのまったく新 しいセラミック・カラー、『IWCレイク・タホ』ホワイトと 『IWCウッドランド』グリーンを開発し、細心の注意を払 いながら、時計の他のすべての要素もこの新しい色調に 見合ったものにしました。」と、IWCシャフハウゼンのチーフ・ デザイン・オフィサー、クリスチャン・クヌープは付け加え ます。

Christian Knoop, Chief Design Officer of IWC Schaffhausen

カリフォルニア州とネバダ州の境に位置するレイク・タホ は、トップガン(米国海軍戦闘機兵器学校)のパイロット たちの戦闘機が度々飛来する山岳地帯です。「パイロッ ト・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン“レイク・タホ”」 (Ref. IW389105)のデザインは、この淡水湖の冬の景色 と白い制服に影響を受けています。このクロノグラフは、 ホワイトの44.5 mmのセラミック製ケース、漆黒の文字盤、 夜光塗料を塗布したブラックの針を備えています。IWCと Pantoneはこのセラミック・カラーを「IWCレイク・タホ」 と名付けました。プッシュボタンとリューズはステンレスス ティール製で、裏蓋はチタン製です。これとマッチする独特 なエンボス加工のホワイトのラバー・ストラップが魅力的な デザインを際立たせています。

「パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン“ウッ ドランド”」(Ref. IW389106)の独特な色調にインスピ レーションを与えたのは、海軍飛行士の戦闘服でした。 セラミック製ケースと文字盤は新開発のIWCウッドランド・ グリーンで、数字とアワー・マーカーは明るい色調のプリ ントが用いられています。プッシュボタンと裏蓋は、マット ブラックのセラタニウム®製です。IWCが開発したこの素 材は、チタンのような明るさおよび構造的完全性と、セラ ミックのような硬さおよび傷つきにくさを兼ね備えていま す。これにマッチしたグリーンのラバー・ストラップと布製 インレイにより、完璧なデザインとなっています。

どちらのタイムピースも、コラムホイールを用いて設計さ れたIWC自社製ムーブメント、キャリバー69380が搭載さ れた、堅牢で信頼性の高いクロノグラフです。さらに、耐 磁性軟鉄製インナーケースが磁場の影響からムーブメン トを守ります。風防は、急激な気圧の低下にも耐えられる よう、特別な方法で固定されています。どちらの製品も6 気圧防水で、トップガンの伝説のロゴが裏蓋に刻印されて います。

前例のないカラーのエンジニアリング;

新しいトップガン・クロノグラフに美しいカラーのセラミッ クを使用したことで、設計・製造工程はいっそう複雑な ものとなりました。「IWCレイク・タホ」と「IWCウッドラン ド」は、IWCが開発したまったく新しい2つのセラミック・ カラーです。困難だったのは、それぞれ固有の特性を備 え、独特な製造工程を経る、異なる素材でできた他の多く の要素(文字盤、針、布製インレイ付きラバーストラップ、 夜光塗料)と、新開発のセラミック・ホワイトとセラミッ ク・グリーンの色調とを調和させることでした。

美しいカラーのセラミックに 関する豊富な経験 

1980年代、IWCはセラミック分野で先駆的な仕事をな し遂げました。1986年、「ダ・ヴィンチ・パーペチュアル・ カレンダー(Ref. 3755)」において、IWCはこの硬く傷つ きにくい素材を最初に用いました。さらに、パイロット・ ウォッチ・コレクションにセラミックがデビューしたの は、1994年の「パイロット・クロノグラフ・セラミック (Ref. 3705)」においてでした。早くも1980年代から、 IWCはさまざまなカラーで実験を重ね、ホワイト、ブルー、 グリーン、さらにはピンクのセラミックで少量生産およびプロ トタイプをつくりました。

美しいカラーのセラミック製ケースの製造は、特に大変な 作業です。どのケースも、独特な製法と製造工程のよって 生まれるからです。セラミックに色を与えるには、酸化ジ ルコニウムと他の金属酸化物を混合します。どの色調も、 求められる原材料と混合の割合が異なります。さらに、 美しいカラーのセラミックやそれを用いた部品にあわせて、 製造工程や特定の条件(焼結処理の温度や時間など) を採用する必要があります。美しいカラーのセラミックでは、 原材料の純度の要件も大幅に厳しくなります。

パイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン“レイク・ タホ”とパイロット・ウォッチ・クロノグラフ・トップガン “ウッドランド”は、IWCブティック、正規代理店、カス タマーセンター(0120-05-1868)、またはIWC.comのオ ンラインショップで販売されています。いずれもMy IWC サービスプログラムの対象で、標準の2年間の国際限定保 証に加え、さらに6年延長サービスをご利用いただけます。

IWCシャフハウゼン

1868年、米国の時計技師であり、起業家でもあったフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズはボストンからスイスへ渡り、シャフハウゼンに「インターナショナル・ウォッチ・カンパニー」を設立しました。彼が描いた夢は、先進的なアメリカの製造方法とスイスの時計技師たちが持つ優れた職人技を組み合わせ、その時代の最高の懐中時計を作ることでした。そして彼はIWCの独創的なエンジニアリング手法の基礎を築き上げ、スイスの地で機械式時計の集中生産を確立しました。

IWCシャフハウゼンは150年にわたる歴史の中で、正確かつ頑丈で、顧客にとって使いやすいクロノグラフやカレンダーなどの機能を組み合わせた時計を生み出すことで高い名声を得てきました。またIWCは、チタンやセラミックなどの素材の先駆者であり、チタンアルミやセラタニウム®などの先進的な素材を用いたテクニカルウォッチケースの製造もおこなっています。華美な装飾よりも「形態は機能に従う」という原則を優先するスイス時計メーカーとして、時代を超越した製品への思いは、まさに人生を旅するオーナーたちの夢と志を体現しています。

IWCは、責任を持って素材を調達し、環境への影響を最小限に抑える措置を講じながら、何世代にもわたり受け継がれる持続可能な時計を生み出しています。また、すべての従業員に快適な職場環境を提供し、誇りをもって未来を担う時計職人とエンジニアたちへのトレーニングを実施しています。さらに、IWCは子供たちと青少年への支援に向けて世界的に活動している組織とも提携しています。