映画音楽の作曲家 ハンス・ジマーが特別に作曲した 新しい音楽をIWCが公開
シャフハウゼン ジュネーヴ発、2022年4月1日 - IWCシャフハウゼンは、アカデミー賞を受賞したハンス・ジマーが作曲 した一連のユニークな曲を公開しました。この高く評価されている映画音楽作曲家は、スイスの高級時計メーカー、IWC シャフハウゼンが新しいトップガン・パイロット・ウォッチ・コレクションの一環として導入した新しい5つのセラミック・ カラーにインスピレーションを得ました。今夜、展示会「ウォッチズ&ワンダーズ」の機会にジュネーヴのレマン劇場で開 催された独占イベントでは、ジマー自身がこの曲のデビュー公演を指揮しました。レマン劇場でのショーに先立ち、F1で7 回世界チャンピオンに輝いたIWCのブランドアンバサダー、ルイス・ハミルトンにハンス・ジマーが面会しました。
ハンス・ジマーは、あらゆる媒体を通じて200件を超すプロ ジェクトで作曲し、これまでにアカデミー賞®を2回、ゴール デングローブ賞®を3回、グラミー賞®を3回、アメリカ音楽賞 を1回、トニー賞®を1回受賞しています。著名な作品として は、『DUNE/デューン 砂の惑星』、『グラディエーター』、 『シン・レッド・ライン』、『恋愛小説家』、『レインマン』、 『ダークナイト』三部作、『インセプション』、『テルマ& ルイーズ』、『ラストサムライ』、『それでも夜は明ける』、 『ブレードランナー2049』(ベンジャミン・ウォルフィッ シュと共同で作曲)、『ダンケルク』などの音楽があり、 最近の映画音楽としては『ワンダーウーマン1984』、ロン・ ハワード監督の『ヒルビリー・エレジー 郷愁の哀歌』、 『スポンジ・ボブ:スポンジ・オン・ザ・ラン』があります。 2019年、ジマーは『ライオン・キング』のフルCGリメイク 版の作曲も担当し、これによってグラミー賞®のビジュアル メディアサウンドトラック部門でノミネートされました。
スイスの高級時計メーカーと映画音楽作曲家のコラボレー ションというのは、ほとんど前例がありませんが、IWCシャ フハウゼンとジマーはチームを組むことでユニークなプロ ジェクトを実現しました。それが「サウンド・オブ・カラー」 です。新たに発売されたトップガン・パイロット・ウォッチ・ コレクションのために、IWCのクリエイティブスペシャリスト たちは、印象的な5つの新しいセラミック・カラーを生み出 し、目を見張るようなモノクロのデザインの時計をつくりま した。これらの色を出発点として、ジマーは各色に対応した 5つの音楽作品を作曲しました。音楽が各色に驚くべき独 創的な新しい次元を付加しており、サウンドを通じて各色を エモーショナルに表現しています。
ジマーは次のように説明します。「私が音楽で好きなの は、遊びのある要素を織り込むことと、それまでやったこ とのないことを試す機会とすることです。IWCと組んでサ ウンドをつくるというのは、今までの私の映画音楽とはか なり異なることだったので、楽しむことができました。作曲 するということは、つねにストーリーを物語ることであり、 人々を新しい場所へと誘うことです。インスピレーション の源が映画であれ色であれ、違いはありません。」
The Sound of Color – IWC Ceratanium®, The Sound of Color – IWC Mojave Desert, The Sound of Color – IWC Woodland, The Sound of Color – IWC Lake Tahoe, The Sound of Color – IWC Jet Black.

IWCシャフハウゼンのCEO、クリストフ・グランジェ・ヘア は、次のように説明します。「サウンドというのは、感情を 表現し、雰囲気を生み出すための非常に強力な手段とな ります。建築デザイナーである私は、アイデアを視覚的に 表現することを学びました。私が製図のために費やした無 数の時間や深夜などに、ハンスの力強いサウンドトラック は、たえずインスピレーションとエネルギーを与えてくれた ものです。今回、トップガンのカラーを音楽で表現するた めに、ハンスと一緒に作業することができ、夢が叶いまし た。サウンドスケープは、私たちのウォッチを最も効果的 に提示するための、独特な雰囲気を生み出す道具となり ますからね。」 IWC
音楽をつくるための ものづくりのアプローチ
IWCとジマーのコラボレーションの基礎には、共通の価値 観があります。ちょうどIWCが時計製造に関するものづく りのアプローチを大切にしているように、彼は作曲するに あたって技術重視のアプローチを採用しているからです。 最先端技術を駆使することで、彼は境界を押し広げ、未開 拓の音の世界に足を踏み入れることが可能となっていま す。カリフォルニア州サンタモニカのスタジオで、彼はシン セサイザーとサンプラーの独自のシステムを構築しており、 まったく音符を書かずに、電子的に作曲・編曲することが できるようになっています。また、非常に変わった場所に 出かけていって新しいサンプルを録音したり、特定の目的 のためにカスタムメイドの楽器をつくっています。ハンス・ ジマーの仕事のもうひとつの特徴は、協力というアプロー チです。彼は、仲間の作曲家や音楽家に囲まれた、独特な クリエイティブな環境で仕事をしています。一緒になって 新しいサウンドやサンプルで実験し、たえずお互いに挑戦 しあうことで、驚くべき新しい映画音楽をつくっています。
今夜のジュネーヴでの ワールドプレミア
ジマーがIWCのために作曲した音楽のデビュー公演は、今夜、ジュネーヴのレマン劇場で開催された独占イベント で行われました。「サウンド・オブ・カラー」と題したコン サートでは、40年以上にわたる素晴らしいキャリアを誇る この作曲家の主要なヒット曲も演奏されました。このイベ ントは、展示会「ウォッチズ&ワンダーズ」の一部として開 催され、一般には公開されませんでした。
1868年、米国の時計技師であり、起業家でもあったフロレンタイン・アリオスト・ジョーンズはボストンからスイスへ渡り、シャフハウゼンに「インターナショナル・ウォッチ・カンパニー」を設立しました。彼が描いた夢は、先進的なアメリカの製造方法とスイスの時計技師たちが持つ優れた職人技を組み合わせ、その時代の最高の懐中時計を作ることでした。そして彼はIWCの独創的なエンジニアリング手法の基礎を築き上げ、スイスの地で機械式時計の集中生産を確立しました。
IWCシャフハウゼンは150年にわたる歴史の中で、正確かつ頑丈で、顧客にとって使いやすいクロノグラフやカレンダーなどの機能を組み合わせた時計を生み出すことで高い名声を得てきました。またIWCは、チタンやセラミックなどの素材の先駆者であり、チタンアルミやセラタニウム®などの先進的な素材を用いたテクニカルウォッチケースの製造もおこなっています。華美な装飾よりも「形態は機能に従う」という原則を優先するスイス時計メーカーとして、時代を超越した製品への思いは、まさに人生を旅するオーナーたちの夢と志を体現しています。
IWCは、責任を持って素材を調達し、環境への影響を最小限に抑える措置を講じながら、何世代にもわたり受け継がれる持続可能な時計を生み出しています。また、すべての従業員に快適な職場環境を提供し、誇りをもって未来を担う時計職人とエンジニアたちへのトレーニングを実施しています。さらに、IWCは子供たちと青少年への支援に向けて世界的に活動している組織とも提携しています。